朝夕すっかり肌寒くなりましたが

朝夕すっかり肌寒くなりましたが，私たちの身体にはまだ暑かった夏の疲れが残っています．そのため，この季節には持病に高血圧や心臓病のある方では急に血圧が上がったり，心臓の発作が起こりやすいようです。気温の高い時期には，全身の血管は柔らかくなっていますが，気温が下がるにしたがって血管も縮まってきますから，このようなトラブルが起きやすくなります．そして．毎日の生活でこれらに注意することが、健康管理の第一歩です。

このような理由から．その日の気温にあった衣服を着ること，生活しているお部屋の過度を寒からず署からず適当に保つことがまず大切です。お年寄では気温の変化にうまく身体の調子を合わせていく能力が低下しております。さらに，寒さや暑さを感じるのに若いときよりも時間がかかります。それに加えて，季節の変わり目には精神的にも不安定で，血圧がすぐに上がってきます。特に暖かい部屋から寒いところに出るときには慎重になきることです。

和服の時の羽織，洋服のときのカーディガンなど，着脱の簡単な衣服を利用して外気温に適当な保温を行うのが理想的と思われます．さらに∴　この季節にはいつもよりも病院へ通う回数を増やして，常に健康状態をチェックしておきます。　また，ふだんから過労や不摂生にならぬよう気をつけましょう．特に旅行などで生活のリズムが乱れるような場合には注意が必要です．決して無理なスケジュールを強行してはいけません．これはちょっとした外出にも言えることです。

健康作りのための散歩やジョギングも，まだ気温の寒い早朝やお天気の悪いときには中止して，暖かいお部屋の中での屈伸運動などで汗をかくようにして下きい．さらに外での運動の前には十分な準備体操をなきっていただきます。そろそろ風邪が流行ってきました。お年寄りではこじらせると，すぐに肺炎にまで進みやすいので，できるだけ早く医師の診療を受け，安静と保温を守って治してしまいましょう。お年寄りの風邪には我慢が禁物なのです。
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