統合失調症では、精神的活動全般にわたり極めて多様な症状を示すとされています。症状は、急性期に現れるものと慢性期に現れるものに大別されていますが、両方の時期を通じて現れ続ける共通の症状も少なくないとされています。

統合失調症に特徴的な症状は、幻覚、妄想、興奮、昏迷などで、これらは総称して陽性症状とよばれています。陽性症状は、主に急性期にみられ、幻覚と妄想が代表的な症状です。

幻覚とは、実際にはないものが感じられることをいいます。統合失調症で最も多いとされるのが、聴覚についての幻覚(幻聴)です。代表的な幻聴としては、「お前は馬鹿だ」など本人を批判する内容のもの、「まっすぐ北の方角へ歩け」など命令するもの、「今トイレに入りました」など本人を監視する内容のものなどがあります。幻聴に聞き入ってニヤニヤ笑ったり、幻聴との対話でブツブツ言ったりする場合もあります。

幻覚は、急性期のものは現実味を強く帯び、また、強い不安を伴うのに対して、慢性期のものは荒唐無稽で不安は伴わない傾向にあるようです。

妄想とは、根拠がなく、かつ訂正されることがない考えをいいます。妄想は統合失調症以外でもみられますが、統合失調症では、被害的な内容を持ちやすい、知覚異常をベースとしていることが多い、内容が発展.複雑化しやすいという特徴があります。
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